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校長プロフィール

  • 角田 秀明(つのだ ひであき)
    埼玉大学教育学部(中学校課程)卒業後に1974年より聖学院中学校・高等学校の英語科に勤務。一時休職し、米国ワシントンD.C. ジョージタウン大学大学院応用言語学修士課程に入学、同大学院修士課程修了後は聖学院に復職。以来、高等部長を16年間、副校長を3年間務め、2016年3月に41年間在職した本学院を退職。その後は学校法人聖学院の理事を務め、2017年4月より第12代校長として着任。

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  1. 2018.11.20

    卒業生との絆を豊かに感じる11月

    11月8日に昭和28年卒業の46回生の方が本校の事務所を尋ねて来られました。そして、メッセージと多額の寄付を置いていかれました。「戦後間もなく入学して、すぐに父親が亡くなり月謝の免除を受けました。そのお礼をずっとしたいと思っていました。」とのことでした。現在84歳ですが、さいたま検察審査協会でボランティアをしておられ、母校にそして社会のために今できることをしていますとのことでした。
    11月16日に54回生(昭和36年卒)、翌日の17日には60回生(昭和42年卒)それぞれの同期会が行われました。60回生は古希を迎えられました。同期会で恒例の賛美歌312番を合唱すると皆さん一気に18歳にタイムスリップしていくようです。この学年は何と6クラス358名でした。1クラス59.6名が平均となります。ちなみに、現在中学1年生は5クラス150名です。この同窓生のお一人が当時の「聖学院新聞」、「同窓会だより」「授業料納入票」などを保存していてくださり、学校の資料として活用してもらえたらと数日後に寄贈してくださいました。今月は同窓会の方々からたくさんの恵みをいただきました。
    「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(テサロニケの信徒への手紙 一 5章16~18節)

  2. 2018.11.06

    記念祭は人間力のΣ(総和)

    11月3日、創立112周年記念祭を感謝の内に終えることができました。今年の記念祭のテーマは「結-今までにないものを-」でした。クラブやクラスの地道な研究と準備による成果の発表に加えて、エンターテインメントの要素もたくさん盛り込まれていましたので、生徒自身はもちろん、本校の記念祭を見学に来られた保護者、後援会、同窓会の方々や受験生・保護者の方々にも喜んでもらえたのではないでしょうか。
    まさに、「よろこべば、よろこびが、よろこんで、よってくる」(柳家一九)現象です。
    創立から今日まで16,915名の先達によって聖学院の魂Only One for Othersの襷が引き継がれて来ました。今回その襷を受け取った私たち生徒・教職員は、この誇りある襷を来年にしっかりと繋げ、聖学院の新たな歴史の1頁を書き加えるという希望を与えられました。
    記念祭は点数化できない「人間力」のΣ(総和)と言えます。一人ひとりが果たすべき役割をやり切る先にゴールが見えてきます。これまでの準備に時間とエネルギーを注いできた仲間同士の間では、この記念祭の経験が卒業後に自分を励まし、友との絆を思い起こさせる心温まる思い出となって一人ひとりの心に生き続けることでしょう。それはこの経験を共有できた仲間への神様からの特別な贈り物なのです。
    記念祭は実に「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」が実を結んでいる現場と言えます。

  3. 2018.10.22

    5者の精神

    本校では教員の授業力向上を目指して、教員間で互いの授業を見合い、その後に感想や気づきを共有することにしています。教員は生徒のやる気を100%引き出す授業を目指して1回1回の授業に試行錯誤の試みと工夫を加えています。授業においては「学習する空間」づくりが教員の仕事であり、その空間は自分に自信を持つと同時に、仲間の大切さを知る共有空間と言えます。その「学習する空間」づくりに携わる教員は5者の精神を持つべきだといわれます。その5者とは?
    1.学者…膨大な知識を身に付ける必要性
    2.役者…相手を引きつけ、魅了する力
    3.易者…相手の不安を取り除く力
    4.芸者…学びの場を楽しみに変える力
    5.医者…相手の性格やタイプを見抜く力
    教師たる者、上記の5つの要素を統合して、それをプロのレベルで達成できるようになるための研鑽を日々重ねる覚悟が求められます。
    「わたしは、既にそれを得たというわけではなく、既に完全な者となっているわけでもありません。何とかして捕らえようと努めているのです。」 (フィリピ3:12)

  4. 2018.10.12

    自分の心を守る

    高校三年生の来年度指定校・公募制大学推薦入試志願者対象の校長面接を始めました。朝、昼、放課後に分けて一日5名前後と面接をします。面接で必ず尋ねることは、本校での6年間で一番心に残っていることは何かということです。皆、高いレベルの推薦基準を満たしている生徒ですが、彼らの口から出る言葉は、部長或いは副部長として6年間続けたクラブ活動のこと、成績が伸び悩んで挫けそうになっていたときに声をかけて支えてくれた仲間のこと、体験学習での気づきから大学での研究テーマが見えてきたことなどです。
    彼らの話を聞いていると、彼らが6年間の中で「自分の原点」となる確かな経験をしているという事実、そして、それを心にしっかりと保っており、かりに将来人生で行き詰まったり、挫折しそうになったときに立ち返り、そこから再び勇気をもらって立ち上がることができる「自分の原点」を心にしっかり持っているということが伝わってきて頼もしく感じました。
    「何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。」(箴言4章23節)

  5. 2018.09.22

    自分の体験を語る

    昨夜まで降り続いていた雨が上がり、今日はクラブ体験を目玉にした学校説明会を行いました。雨のためグラウンドで行う野球部やサッカー部などのクラブ体験が危ぶまれていましたが、予定通りグラウンドで行うことができました。感謝でした。お陰さまで554名の受験生・保護者の方々がご来校下さいました。昨年同期の111%増でした。今日の説明会の特筆すべきことは、在校生の大いなる活躍のお陰で、ご来校いただいた受験生・保護者に今日のプログラムを喜んでいただけたことです。
    例えば、まずオープニングは吹奏楽部の歓迎演奏で始まり、映像を紹介しながらの3名の生徒会役員による学校生活のトーク、3名の生徒によるタイ研修報告、そして、12クラブのクラブ体験におけるサポート、学食体験等、実に876名の全校生徒のうち、160名もの生徒がボランティアで休みの日に登校してくれて学校説明会に力を貸してくれたのです。その結果、お帰りになる方々がほぼ全員楽しい一日だったと感想を述べて下さり、来る11月3日の創立112周年記念祭にも来たいと言ってくださいました。文字通り、教職員、生徒が一丸となって学校説明会を成功させたのです。生徒諸君は自分の体験と人との関わりをありのままに紹介してくれました。そのような生徒を見て内心誇らしく思いました。

    「わたしたちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです。」(使徒言行録4章20節)

  6. 2018.09.06

    日々心に蒔いている種は?

    二学期が始まりました。約900名の生徒・教職員が再び講堂に集まり、声を合わせて賛美歌を歌い、聖書のみことばに耳を傾けることができる幸いを感謝します。
    始業式では、電気自動車やスマホなど便利な機器を例に挙げて、人間も日々充電をしていなければ無力な電池切れの状態になり元気に動くことができなくなる話をしました。
    私たちが、瞬間瞬間、何を考えるかはとても大切なことです。いつも喜びの種を心に蒔いて、そこから感謝の実を刈り取り、感謝することが習慣になっている人は、寛容・親切・善意などがその人の品性の一部となるでしょう。しかし、いつも不満を心に宿している人は、何かと言えばすぐに不平を言ったり、怒ったりするようになります。不平や怒りが習慣になると、恐ろしいことですが、恨み・憎しみなどがその人の品性の一部になってしまい、ついには、惨めな結果を刈り取ることになってしまいます。
    必ず収穫の時が来ます。大切なのは、「その時が来る」と信じてあきらめないことだと思います。
    「善を行うのに飽いてはいけません。失望せずにいれば、時期が来て、刈り取ることになります」(ガラテヤの信徒への手紙6章9節)。

  7. 2018.08.21

    口で公に言い表して救われる

    8月15日は、73年目の終戦記念日でした。日本人にとって、また日本に住む全ての人々にとって、この日は、過去の戦争のことを顧み、深い反省と共に、平和への思い、願いを新たにする日です。8月6日の広島、9日の長崎のそれぞれの原爆を含め、戦闘、伝染病、飢餓等により310万人の日本人がこの大戦で命を落としたと言われます。亡くなられた方々の背後には家族がいたことを思うと、悔しさと悲しみの叫びが日本中を覆い尽したと言えるでしょう。戦争のことは語りたがらない人が多い中、残された地上の生涯を考えて、今語り伝えなければと重い口を開いて下さる方々が起こされていることは有難いことです。また、数十年もの間、誰にも語ることなく心に秘めていた体験をことばで言い表すことによって「救われる」ことも起こるのではないでしょうか。8月は特に命の大切さをしみじみと思わされる月です。
    「わたしたちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです。」
    (使徒言行録 4章20節)

  8. 2018.08.02

    暑い夏の身体と心の健康管理

    今日から8月に入りました。今年の東京は、7月の真夏日が24日を数え、そのうち猛暑日が9日という、例年にない暑い7月になりました。しかも、この現象は全国的かつ広範囲で高温注意情報が度々発令されました。熱中症予防のため、WBGT(湿球黒球温度)計測器を職員室に配備し、養護教諭または日直が午前10時、午後2時に屋外、体育館の温度を計測し、WBGT31℃(乾球35℃、湿球27℃)以上の場合は運動中止としています。運動部は午前中の早い時間帯や午後3時30分以降に活動時間を移してやり繰りしてきました。このような状況の中ですが、中学2年生は7月23日~26日の北アルプス夏期学校において、標高2677mの蝶ヶ岳の登頂に成功しました。8月に入り、夏休みにしか体験できないことに挑戦し、経験の束を太く、深くして欲しいと思います。私もいくつかの研修会に参加させていただき、読んでみたい本を何冊か買い込んできました。心と脳を活性化させるために時間を有効につかいたいと思います。自分に与えられている身体と心の健康管理は私たち人間が神様に対して負っている責任と心得ています。

  9. 2018.07.14

    人間は神の作品

    少し早めですが、本校では今日一学期の終業式を執り行いました。式辞の中で一学期の振り返り(リフレクション)について触れました。中学1年生は既に期末考査後に学年でそのワークを行いました。4月以前にはできなかったことも一学期の終わりにはできるようになったことを数え上げて、互いに認め合い、励ましあうプログラムでした。先日図書館から「パパは脳研究者」(池谷裕二著)を借りて読みました。これは脳科学者の著者が育児の奮闘を綴ったものですが、赤ちゃんが生まれて3歳になるまで何がいつ初めてできるようになったかを感動と喜びで記録したものです。「ハイハイができるようになった」、「最初にしゃべった言葉」、「文字に興味津々」等、初めてできるようになったことを細かく記録しています。生徒についても注意して見ていれば成長した点に気づけると思います。神様が既に一人ひとりのDNAに必要な能力を書き込んでおられ、時が来れば能力が発現するようにデザインされているからです。

    「私は恐ろしい力によって驚くべきものに造り上げられている。御業がどんなに驚くべきものか 私の魂はよく知っている。」(詩篇139編14節)

  10. 2018.06.27

    人間だけに埋め込まれたDNA

    王子の飛鳥山公園の麓の歩道600メートルにわたってアジサイが満開で丁度見ごろを迎え、見る人の目を楽しませてくれています。もちろん、アジサイは人から見られようと見られまいと精一杯咲いています。私たち人間もそうありたいものです。人に見られようと見られまいと精一杯自分の賜物を生かし切る一日一日を生きたいものです。
    新約聖書マタイの福音書にイエスキリストの山上の説教の言葉を思い出します。
    「今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装って下さる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。」
    また、詩篇102編には、『主を賛美するために民は創造された』とあります。人間は創造主なる神と向き合い、賛美するように造られたのであり、それがすべての人間にDNAとして埋め込まれているというのです。
    どのようにして神を賛美し喜ばせることができるのか、神は私に何を求めておられるのか? ── 答えは以下の聖書のことばにありました。
    「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリストイエスにおいて、神があなた方に望んでおられることです。」(テサロニケの信徒への手紙一 5章16~18節)

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