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校長プロフィール

  • 角田 秀明(つのだ ひであき)
    埼玉大学教育学部(中学校課程)卒業後に1974年より聖学院中学校・高等学校の英語科に勤務。一時休職し、米国ワシントンD.C. ジョージタウン大学大学院応用言語学修士課程に入学、同大学院修士課程修了後は聖学院に復職。以来、高等部長を16年間、副校長を3年間務め、2016年3月に41年間在職した本学院を退職。その後は学校法人聖学院の理事を務め、2017年4月より第12代校長として着任。

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  1. 2018.09.22

    自分の体験を語る

    昨夜まで降り続いていた雨が上がり、今日はクラブ体験を目玉にした学校説明会を行いました。雨のためグラウンドで行う野球部やサッカー部などのクラブ体験が危ぶまれていましたが、予定通りグラウンドで行うことができました。感謝でした。お陰さまで554名の受験生・保護者の方々がご来校下さいました。昨年同期の111%増でした。今日の説明会の特筆すべきことは、在校生の大いなる活躍のお陰で、ご来校いただいた受験生・保護者に今日のプログラムを喜んでいただけたことです。
    例えば、まずオープニングは吹奏楽部の歓迎演奏で始まり、映像を紹介しながらの3名の生徒会役員による学校生活のトーク、3名の生徒によるタイ研修報告、そして、12クラブのクラブ体験におけるサポート、学食体験等、実に876名の全校生徒のうち、160名もの生徒がボランティアで休みの日に登校してくれて学校説明会に力を貸してくれたのです。その結果、お帰りになる方々がほぼ全員楽しい一日だったと感想を述べて下さり、来る11月3日の創立112周年記念祭にも来たいと言ってくださいました。文字通り、教職員、生徒が一丸となって学校説明会を成功させたのです。生徒諸君は自分の体験と人との関わりをありのままに紹介してくれました。そのような生徒を見て内心誇らしく思いました。

    「わたしたちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです。」(使徒言行録4章20節)

  2. 2018.09.06

    日々心に蒔いている種は?

    二学期が始まりました。約900名の生徒・教職員が再び講堂に集まり、声を合わせて賛美歌を歌い、聖書のみことばに耳を傾けることができる幸いを感謝します。
    始業式では、電気自動車やスマホなど便利な機器を例に挙げて、人間も日々充電をしていなければ無力な電池切れの状態になり元気に動くことができなくなる話をしました。
    私たちが、瞬間瞬間、何を考えるかはとても大切なことです。いつも喜びの種を心に蒔いて、そこから感謝の実を刈り取り、感謝することが習慣になっている人は、寛容・親切・善意などがその人の品性の一部となるでしょう。しかし、いつも不満を心に宿している人は、何かと言えばすぐに不平を言ったり、怒ったりするようになります。不平や怒りが習慣になると、恐ろしいことですが、恨み・憎しみなどがその人の品性の一部になってしまい、ついには、惨めな結果を刈り取ることになってしまいます。
    必ず収穫の時が来ます。大切なのは、「その時が来る」と信じてあきらめないことだと思います。
    「善を行うのに飽いてはいけません。失望せずにいれば、時期が来て、刈り取ることになります」(ガラテヤの信徒への手紙6章9節)。

  3. 2018.08.21

    口で公に言い表して救われる

    8月15日は、73年目の終戦記念日でした。日本人にとって、また日本に住む全ての人々にとって、この日は、過去の戦争のことを顧み、深い反省と共に、平和への思い、願いを新たにする日です。8月6日の広島、9日の長崎のそれぞれの原爆を含め、戦闘、伝染病、飢餓等により310万人の日本人がこの大戦で命を落としたと言われます。亡くなられた方々の背後には家族がいたことを思うと、悔しさと悲しみの叫びが日本中を覆い尽したと言えるでしょう。戦争のことは語りたがらない人が多い中、残された地上の生涯を考えて、今語り伝えなければと重い口を開いて下さる方々が起こされていることは有難いことです。また、数十年もの間、誰にも語ることなく心に秘めていた体験をことばで言い表すことによって「救われる」ことも起こるのではないでしょうか。8月は特に命の大切さをしみじみと思わされる月です。
    「わたしたちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです。」
    (使徒言行録 4章20節)

  4. 2018.08.02

    暑い夏の身体と心の健康管理

    今日から8月に入りました。今年の東京は、7月の真夏日が24日を数え、そのうち猛暑日が9日という、例年にない暑い7月になりました。しかも、この現象は全国的かつ広範囲で高温注意情報が度々発令されました。熱中症予防のため、WBGT(湿球黒球温度)計測器を職員室に配備し、養護教諭または日直が午前10時、午後2時に屋外、体育館の温度を計測し、WBGT31℃(乾球35℃、湿球27℃)以上の場合は運動中止としています。運動部は午前中の早い時間帯や午後3時30分以降に活動時間を移してやり繰りしてきました。このような状況の中ですが、中学2年生は7月23日~26日の北アルプス夏期学校において、標高2677mの蝶ヶ岳の登頂に成功しました。8月に入り、夏休みにしか体験できないことに挑戦し、経験の束を太く、深くして欲しいと思います。私もいくつかの研修会に参加させていただき、読んでみたい本を何冊か買い込んできました。心と脳を活性化させるために時間を有効につかいたいと思います。自分に与えられている身体と心の健康管理は私たち人間が神様に対して負っている責任と心得ています。

  5. 2018.07.14

    人間は神の作品

    少し早めですが、本校では今日一学期の終業式を執り行いました。式辞の中で一学期の振り返り(リフレクション)について触れました。中学1年生は既に期末考査後に学年でそのワークを行いました。4月以前にはできなかったことも一学期の終わりにはできるようになったことを数え上げて、互いに認め合い、励ましあうプログラムでした。先日図書館から「パパは脳研究者」(池谷裕二著)を借りて読みました。これは脳科学者の著者が育児の奮闘を綴ったものですが、赤ちゃんが生まれて3歳になるまで何がいつ初めてできるようになったかを感動と喜びで記録したものです。「ハイハイができるようになった」、「最初にしゃべった言葉」、「文字に興味津々」等、初めてできるようになったことを細かく記録しています。生徒についても注意して見ていれば成長した点に気づけると思います。神様が既に一人ひとりのDNAに必要な能力を書き込んでおられ、時が来れば能力が発現するようにデザインされているからです。

    「私は恐ろしい力によって驚くべきものに造り上げられている。御業がどんなに驚くべきものか 私の魂はよく知っている。」(詩篇139編14節)

  6. 2018.06.27

    人間だけに埋め込まれたDNA

    王子の飛鳥山公園の麓の歩道600メートルにわたってアジサイが満開で丁度見ごろを迎え、見る人の目を楽しませてくれています。もちろん、アジサイは人から見られようと見られまいと精一杯咲いています。私たち人間もそうありたいものです。人に見られようと見られまいと精一杯自分の賜物を生かし切る一日一日を生きたいものです。
    新約聖書マタイの福音書にイエスキリストの山上の説教の言葉を思い出します。
    「今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装って下さる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。」
    また、詩篇102編には、『主を賛美するために民は創造された』とあります。人間は創造主なる神と向き合い、賛美するように造られたのであり、それがすべての人間にDNAとして埋め込まれているというのです。
    どのようにして神を賛美し喜ばせることができるのか、神は私に何を求めておられるのか? ── 答えは以下の聖書のことばにありました。
    「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリストイエスにおいて、神があなた方に望んでおられることです。」(テサロニケの信徒への手紙一 5章16~18節)

  7. 2018.06.11

    記憶に残る青春の1ページが刻まれた日

    5月31日、6月1日にそれぞれ中学、高校の体育祭が行われました。年に一度の体育祭は大切な学校行事です。自分の役割を十分に果たす時、間違いなく行事は人を育てる働きをしてくれるものです。生徒が作成した体育祭のマニュアルには “One for all. All for one” 「記憶に残る青春の1ページを」と書かれていました。
    確かに、卒業生の文集を読むと、多くの卒業生が学校生活で思い出に残る事柄として体育祭をあげています。クラスで力を合わせて取り組んだよい思い出が心に残っているのですね。そして、将来大人になって自分の子供に自分の体育祭の経験を楽しく、誇らしく語り伝えることができるならば本人自身にとって幸せなことであるし、子供からもリスペクトされるはずです。ここに中学3年生の感想を紹介します。
    「今回は中学3年でクラスのキャプテンとして学年優勝、総合優勝をつかむことができ、本当に嬉しく思います。クラスや先生方の協力に感謝です。また、これを通して一致団結、皆で一つの目標を達成するために努力し、頑張ることの素晴らしさを実感することもできました。これを機に、中学卒業に向けてより良いクラスになると思います。」

  8. 2018.05.31

    授かっている賜物を生かしている卒業生

    森友・加計問題や日大のアメフトの問題が日本中を騒がせていますが、生徒や子供たちがこれらをどう受け止めているのか心配しています。一日も早く、真実が明らかにされる事を願わざるをえません。
    さて、先週は本校卒業生の渡辺明さんの棋王就位式に出席してきました。渡辺棋王はこのタイトルを6連覇して、既に5連覇の条件を満たし永世棋王の称号を持っています。彼は竜王も9連覇し永世竜王の称号をもっており、複数の永世称号を持っているのは大山康晴、中原誠、羽生善治についで4人目となります。すごいことです。
    またこの時驚いたことがありました。それは最後の祝辞に立ったのが宮澤聡というというお笑い芸人で、実は彼も渡辺棋王の同級生で本校の卒業生でした。ジグザグジギーというお笑いコンビで相方と一緒に駆けつけてくれてコントを披露してくれました。卒業生が社会に出てから様々な分野で活躍し、人を喜ばせている姿を見て嬉しくなりました。

  9. 2018.05.22

    卒業してからも歌い継がれる校歌と賛美歌312番

     5月19日(土)に二つの同窓会がもたれました。一つはお昼に行われた「椎陵53会」と称する第53回生の同窓会。この方々は何と喜寿(77歳)を迎えられ、41名が元気に集まってこられました。賛美歌312番を声を合わせて歌い、食事をしながら出席者一人ひとりが短く近況を話して下さいました。また、出席できなかった方々からのメールによる近況報告もプリントされていました。高校を卒業して60年になろうとしている方々の嬉しそうな顔、顔、顔。終わりに校歌と賛美歌405番を合唱し、来年の再会を誓いました。
     もう一つは午後3時から本校講堂で行われた第91回生の同窓会。卒業20周年を覚えて企画されました。第一部の礼拝後、思い出の会をもちました。旧担任の先生方をお招きし、既に亡くなられた先生方の生前の動画や写真を見て偲ぶ時をもちました。中には卒業して初めて学校に来たという卒業生も数名いました。彼らは2000年に完成した今の校舎・講堂が建設される前に卒業した方々です。一人ひとり懐かしい思いを胸に声を合わせて校歌と賛美歌312番を歌いました。母校聖学院によって結びあわされ、皆の心に消えることなく息づいている仲間の絆の強さを思わされました。

  10. 2018.05.12

    卒業生との出会いの場 “MANNABASE(マナベイス)”

    本校には本館3階ラウンジにMANNABASE(マナベイス)という素晴らしい自習スペースが生徒のために用意されています。放課後、宿題や自学自習ができるだけでなく、本校の卒業生の「大学生チューター」が毎日1、2名立ち寄ってくれて、授業でわからないところや部活のことなどの質問や相談にのってくれるのです。きわめつけは、中間考査1週間前には「出張MANNABASE」という中1生徒対象の特別サービスが中1C組の教室で行われます。初めて中間考査を経験する中1生徒のための中間考査対策勉強会です。聖学院生による聖学院生のための学習基地と言えます。ここでも、新しい出会いが起こされるでしょう。

    ちなみに、MANNAとは旧約聖書の出エジプト記16章に出てくるマナからとられました。エジプトで400年間奴隷であったイスラエル民族をモーセがエジプトから脱出させ、40年間荒野を旅したとき、食べ物がなく不平を漏らした民に神様が毎朝その日に必要なだけマナを降らせ、空腹を満たしたという記録からとられました。

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