教科学習

社会

教科の目標方針

聖学院社会科教育が目指すべきものは共生社会を作り上げる人材の育成です。そのためには、世界的視野と正しい情報収集能力、世界中の人々と協調していく姿勢を身につけていくことが不可欠です。6年一貫教育のメリットを最大限活かして、生徒とともに学び、議論し、ある時は批判的考察を加えていく経験を通じて、世界的な視野の醸成に役立てていきます。感性だけに頼るのではなく、基礎的知識の習得の上にその知識をどのように活かしていくのかという経験を通じてグローバルな視点を養っていきます。

カリキュラムの特徴

中学校では、まず世界地理、日本地理の基礎的知識を習得します。さらに世界の諸地域で起きている出来事を歴史的、経済的背景などのさまざまな観点を授業で提示し、思考力を育んでいきます。こうした経験を積み重ねていくことによって、日本から遠く離れた場所で起こっているさまざまな出来事に対するグローバルな視点を養っていきます。高校では中学での学びを深化させて、さらには体験学習なども通して生徒自身の人間力も高めます。
各授業では共同作業やプレゼン形式などさまざまな授業を行い、生徒の興味を喚起していきます。また討論形式で他者の意見と自らの意見との合致や違いに気づき、さらに自らの意見を論理的に構築し、これらを文章化して自らの思考経路を鮮明にしていくことで論理性を磨きます。将来の大学受験を目指す量的授業だけでなく、未来を見据えた質的授業の積み上げをはかり、6年間を通して世界的視野の醸成を行い、共生社会への貢献を目指します。

探究学習・PBL型授業の例

◆ 高校Ⅱ年生:
「現代の社会」キャリア甲子園の取り組み

キャリア甲子園は企業から出された問いに挑戦するイベントです。2019年度は、株式会社バイエルから出題された「日本でのパラスポーツ観戦率を持続的に向上させる施策を提案せよ」というテーマに約2ヶ月間をかけて挑戦しました。情報収集の時間では現役のパラスポーツ選手をお呼びし、現場の声を聞くことで学びを深めます。また発表方法についても外部講師からプレゼンテーションの手法を学び、自分たちのプレゼンを明確に伝えるための表現方法を思案します。これらを基に作り上げた発表は、さまざまな業界で活躍する社会人の目の前でプレゼンテーションを行い、指摘されたアドバイスを参考にしながら、さらに修正を重ね完成へとつなげていきます。
このように本授業は多くの人とかかわり、またチームと協力しながら答えを探究します。多様な考えに触れることで広い視野での物のとらえ方や考え方を身につけていきます。