糸魚川農村体験学習30周年
今年は糸魚川農村体験学習開始30年に当たりました。30年間の農村の変化には大変大きなものがありました。
小さい田圃がたくさんありました。農機具の大型化に伴い一枚の田が三百坪・一反歩に広げられ田園の景色が大幅に変わりました。反比例するかのように地域に住む人々の数が減っていきました。特に子どもの人口が急激に減少しいくつもの小学校や中学校が閉校になりました。こうした先細っていく農村に我々都市住民は主食の米つくりを依存しています。そんな中での農村体験学習は重要な意味を持っていると思います。
30周年祝賀会の冒頭糸魚川市長さんはこの一大行事が今後も末永く続きますようにと温かいお言葉をかけてくださいました。グローバル化していく世界に出ていくとき日本の基層ともいえる農村文化が起点になっていることを忘れないようにしたいものです。都市住民も農山村漁村に何らかのてこ入れが必要になったことを痛感しました。