教育内容

聖学院の中高一貫教育

聖学院はキリスト教教育を標榜する男子校です。
中学・高校の貴重な6年間を2つに分断しない一貫教育の優位性はいうまでもありませんが、もう一つの誇りは創立以来の男子教育にあります。
キリスト教の世界観に根ざした揺るぎない「父性」を育成し、社会の力強い担い手としての自覚を養います。

男の子の成長プロセスを大切に!~人生の貴重な準備期間~

10代の成長過程は起伏に富んでいます。特に中学・高校の6年間という思春期の時期は男女の成長差が激しく、精神的に早く大人になる女の子に比べて、男の子はゆっくり時をかけて育ち、かつ後半期に心身ともに急激に伸びていく傾向が見受けられます。
その大きな違いに眼を向け、それぞれの特質を磨いていくうえで、何よりも大事なのは環境です。男の子特有の爆発的な成長地点に差し掛かったとき、異性の眼に萎縮することなく跳躍するには、男子だけの集団に身を置くことに大きな意義を持ちます。
「男子教育の中でこそ必ず育つものがある」と確信し、聖学院では一人ひとりの6年間を価値ある時間にしていきたいと考えています。

中・高6年間を有効に捉えた「2+2+2」の一貫カリキュラム

聖学院では中学・高校の6年間を「基礎・充実期」「応用・発展期」「実戦・完成期」の3期に区切り、それぞれ2年間ずつの段階的な学習指導を実施しています。
基礎・充実期は中学課程のみならず、高校課程や将来をも見据えたベースづくりを。通常は高校進学で分断される応用・発展期は一部科目に先取り授業を取り入れるほか、中学課程と高校課程を有機的に結合。受験のない時間的なゆとりを個々の習熟度に合わせた補習・自学自習に充当します。
そして実戦・完成期には一人ひとりの適正と志望に合わせたきめ細かな進路指導を導入。大学受験という実戦に万全の体制で臨みます。まさに、必要な時に必要な教育を提供する、聖学院ならではの一貫カリキュラムと言えるでしょう。

独自の体験教育が強い人間力を鍛える

必要な時に必要な教育を実践する聖学院の中高一貫教育。その発想は教室ではできない体験を通して、実践力・人間力を培う“もう一つの授業”。それが、聖学院独自の体験学習です。
全員参加の学校行事から希望者を募る海外研修・体験まで、さまざまなメニューの中でも特に人気が高いのは「語学研修」「タイ研修旅行」「中国見学の旅」といった海外体験プログラム。とりわけアメリカホームステイ、オーストラリア語学研修などを3週間にわたり実施する「短期語学研修」は英語教育に力を注ぐ聖学院ならではのものと言えるでしょう。また、中学校の修学旅行として行われる新潟県糸魚川市での3泊4日の「農村体験学習」は、近年、多くの学校が実施している「農家ホームステイ」の先駆的な取り組みとして28年続いています。
このほか生徒会、風紀委員会などが中心となり通学路の交通整理や近隣の環境美化といったボランティア活動も積極的に推進。キリスト教教育の精神にある社会奉仕にも貢献しています。

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