今後ますます世界の共通言語化していく英語。それだけに今後の社会で活躍していくためには、英語によるコミュニケーション能力は必須です。聖学院は長い英語教育の伝統を基盤として意欲的な教育改革を行い、グローバルな視野に立った画期的プログラムに進化させています。
英語は生徒たちが人生を切り拓き、チャンスをつかむうえで欠かせない必須のツールです。もちろん大学進学の鍵を握る教科である以上、受験を突破できる高い学力を培うことは大切ですが、聖学院の英語教育はそれだけにとどまりません。目標とするのは、将来ビジネスの最前線に立ってワールドワイドな活躍をしていけるような高レベルな語学力の習得です。
そのために聖学院の英語教育は、英語学習経験者である帰国生と、初めて英語を学ぶ生徒の双方に配慮したカリキュラムを組み、実用的英語コミュニケーション能力の基礎を構築していくことに力を注いでいます。
聞き・話す機会をできうる限り多く持つことが英語力を養う絶対的基本と捉え、リスニングとスピーキングを重視しています。また言語の習得には表現力や社会への関心も重要な要素となるため、日本語や日本文化、社会事情にも興味を広げられるような指導に力を入れています。
さらにグレード別授業を導入。これにより生徒のモチベーションと競争意識が高まり、英語検定の取得状況が飛躍的に向上するといった目覚ましい成果を生んでいます。
「海外大学への進学」はグローバル化が進む現在では、ごく当たり前の選択肢になっています。こうした状況を踏まえ、聖学院では雑誌「タイムズ」が発表した世界の大学ランキング65位(2012年実績)の豪・クイーンズランド大学に、毎年3~4名の指定校推薦枠※ を確保しています。同大との提携は、聖学院の英語教育が高く評価された証ともいえるものです。
※ 1年間の準備期間を経て入学
中1 | 中2 | 中3 |
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SSコース | SSコース | SSコース |
英語経験者 クラス |
Sコース | |
Advance クラス |
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Regular クラス |
Aコース | |
Bコース |
国際感覚を養うためのさまざまな海外研修プログラムを用意しています(※希望者制)。夏・冬・春の長期休暇中に実施し、それぞれの国の建国の精神に触れ、また現地の人々と交流して異文化への理解を深め、真の国際人としての資質を育んでいきます。今後も諸外国への研修旅行を加えることを計画中です。
オーストラリアは日本と季節が逆のため、夏休み中でも現地校の授業が受けられることが一番の特徴です。ホストファミリーと過ごす英語漬けの2週間。同じ年頃のホストブラザーと一緒に英語特別クラスで学び、現地校の授業も体験します。また乗馬やライフセービングなどのアクティビティにも挑戦。相手に伝えることの大切さを実感し、失敗を恐れない積極性を身に付けていきます。
この研修は今年で29年目を迎える、聖学院伝統の研修です。タイ北部チェンライ県(バンコクから北に800キロ)にある「メーコックファーム」という孤児院を訪れ、現地の少数民族の子供たちとの交流や社会奉仕活動を行います。子供たちと寝食を共にしながら、“言葉の壁”を越えていきます。厳しいはずの環境の中でも屈託のない子供たちの笑顔に接し、生徒たちは「本当の豊かさとはなんだろう」「自分に与えられている役割はなんだろう」と自問自答し、真の国際交流を体験します。進路選択や社会を見据える姿勢に大きな影響を与える研修です。
アメリカ・カリフォルニア州(サンディエゴ近郊都市)に5泊ホームステイし、シーワールドの見学など周辺都市の散策、その後ロサンゼルスに移動して異文化体験を行います。アメリカのホリデーシーズンをホストファミリーと過ごす中で、生徒たちの学習意欲は世界へと広がっていきます。
1981年から始まった、聖学院の中では一番歴史のある研修です。2012年からは社会情勢を鑑み、2015年まで行っていませんでしたが、2016年度から再開しました。悠久の歴史を感じる「万里の長城」や「故宮」などの歴史的建造物に触れることが目的の一つです。また、中国と日本の架け橋に生徒たちがなってもらいたいとの願いから、雲南省にある昆明大学の学生との交流を行います。交流を通して、グローバルな視点や考え方を持つことも大きな目的です。
中世ヨーロッパの街並みが残るオックスフォード。日本で例えるなら、京都です。この古都には由緒あるカレッジが40校ほどあります。街並みの散策もさることながら、幾つかの大学を訪れます。午前中は外国人の生徒たちと一緒に英語だけで行われる授業。午後はさまざまなアトラクションや名所見学(セント・メアリー教会、ロンドンへの小旅行など)を2015年度から実施している研修です。異文化を頭でなく心で感じる研修を展開しています。